心を柔らかくする

体力不足解消のために

実家を見習って、

自宅にも簡易卓球台を作ったのだが

週に1回もできていない。

 

それでも、なかった頃よりは

動いているか。

もう少し、習慣にしていかないとと

思っている。

 

ところで、

卓球がうまくなったかと言えば

全然うまくなっていなかった。

簡易卓球なのでうまく強くではなく、

長くラリーを楽しむことを

目指していたのだが、

なかなか続かなかった。

そのうち慣れて、うまくなっていくだろうと

なんとなく思っていたが

ある日、ミスターにダメ出しをされた。

 

 

球が見ていない。

相手の事を考えていない。

体が球の位置へ動いていない。

言われてもピンとこなかった。

頑張っているし、

とか、思った。

それが伝わったのだろう、

拗ねてごまかそうとするなと

更に追い打ちがきた。

 

素直になれない心を抑えて

ミスターの指示を聞いてみようと

体を動かした。

球が来た時にどこにいるか

ラケットがどこにあるか

何処へ向かって返しているのか。

自分の出来ているは

どこまで出来ているのか。

 

素直に動いていると

指摘された意味が分かってきた。

意識していないと見えていなかっただろう。

言われなくても出来る人も

世の中にはいるのだろうが

私は、出来なかっただろう。

 

歳を重ねると何故だか

頭も心も体も硬くなっていく事が

多いような気がする。

しかし、素直に柔らかくなるように

心掛けるだけで

まだまだ、変わっていけるのかもしれない。

 

私の球は少しだけ

真っ直ぐに飛び、

私の体は少しだけ

移動が出来るようになり

卓球が少し、うまくなったかもしれない。