大切にしたいこと

今日は母の命日だ。

毎年、この日はいつもより寒く感じる。

母を亡くした部屋の凍えるような

床の冷たさを思い出すからかもしれない。

 

平成27年から平成28年にかけて

父、母、祖母と続けて亡くなった。

兄弟はいないので、

血縁を1年半くらいの間に次々と失くしてしまった。

 

ちょうど、仕事の過渡期でもあり

利益を伴わない、ひどいハードワークで、

働き方を変えようと考えていた時期だった。

しんどいのを言い訳に色々後回しにしていて、

結果、色々な事が重なってしまった。

 

大切なことは

自分がどういう風に死にたいか

と言う事なのだろう。

このまま、死にたいとは思わない。

どう、死にたいかは

どう、生きたいかなのだから。

 

私にとっての仕事は生きる手段だけれど

生きる目的ではなかった。

死ぬまでに大切な人と生きる時間を

出来るだけ長く共有したいと思う。

自分一人で実現するには難しいことも多いけれど

時間を取り戻すために、

生きる手段を変えた。

 

もう、仕事は見つからないかと思っていたけれど

幸い、新しい仕事は見つかった。

収入は半分以下になってしまったけれど、

時間は、半分以上、手に入った気がする。

生活も今のところ不自由はしていない。

生活のために必要なものは、そう多くはないと気づいた。

出来た時間を大切な人と、どう生きていくか。

何が大切か見失わないように

考えていきたいと思っている。