病院の閉院

お年寄りの方が

病院へ通院が減少しているとか

ニュースになっていたけれど

私も、経過観察で半年に1度くらいで

通院をしているものが2つほどあり

今年は、半年以上経つが

もう少し経ってからでも

いいのではないだろうかと様子見していた。

 

いつも満員だし、

電車を使っての移動になるのも

億劫だった。

一度予約をキャンセルすると

次の予約が埋まっているため、

そこから、3か月先くらいになってしまう。

さすがに、もう一度様子見するのはためらわれて

通院することに。

 

どうせ家を出るのなら2か所まとめて

病院へ行こうと大病院の予約を終えた後、

もう一か所は、予約の必要のない

町病院だったので、その足で向かった。

 

久しぶりの病院の待合室で何気なく

壁の案内を見ていると

来月閉院のお知らせと小さな紙が貼られていた。

  

通院も10年以上になると思うが

先生がどんどん年老いてきて

ここのところ、自分の体調よりも

先生大丈夫かとか思っていたので

閉院と聞いても驚きはなかったけれども

ホームページにものらず、

ひっそりと壁に貼られていたので

次回行った時には、閉院していた

いや、今回行かなかったら

知らない間に閉院していただろう。

 

新しい病院探した方がいいかなと

少し前から思っていたが

なかなか評判の良さそうなところもわからず

長年お世話になってきたのもあって、

ここのところの先生の

調子の悪そうな感じは伝わっていたが

どこかに紹介でもしてもらえるかと思ってた。

まあ、自分の症状は良くなり、

常に服用している薬もなくなってきたので

引き継いでもらう事も無いと言えば

無いのかもしれないけれど

こんなもんなのかなと

なんだかもやもやとした気分になった。

 

 

病院を閉院するというのは大変な作業だろう。

全ての患者の引継ぎは難しいだろう。

そう思いやることも出来るが

やはり、自分も大切なので

次からどこの病院へ行こうかと考えると

憂鬱だった。

紹介してもらっても

そこの先生との相性まではわからないけれど

このあっけない閉院のお知らせは

色々と考えさせられた。

 

病院と言うのは、

病気を治しに行くところなんだけれど

人間関係も発生するので厄介だ。

自分に都合のいいことを

言ってほしいわけではないが

不快な思いをするところへは行きたくはない。

新しい病院を探すというのは

大変なことだ。

今、とても症状が悪いわけではないので

まだ、ましだけれども

症状が悪くて、人間関係も悩むのならば

とても憂鬱になっただろう。

 

結局、どこか近くの病院で

半年に1回くらい診てもらうようにと

告げられて、引継ぎもなく病院を出た。

良くなったとはいえ、

悪かった時のデータがあそこにはあるのだが

まあ、そういうものなのか。

いい先生が見つかるといいのだけれど

言葉に出来ないもやもやが

今もうまく整理出来ていない。